砺波工業株式会社

業種
建設業
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
代表取締役社長の上田信和さん 
代表取締役社長の上田信和さん 
 
 
 
 
若いセンスに未来を託す老舗企業『砺波工業』


 『砺波工業』は、「感謝の気持ち」と「高い技術の追求」を念頭に、“街づくり”と “人づくり”を重ねてきた老舗建築土木会社。昭和19年の創業で、その歴史は76年に及びます。近年は高岡市に本社機能を移していましたが、令和元年5月には創業の地・砺波市に新社屋を構え、企業活動はもちろんのこと、住民参加型の防災訓練を自主開催するなど、地域貢献活動もスケールアップさせています。

 なお、エントランスをコミュニティスペースとして開放する新社屋は、社内にプロジェクトチームを立ち上げ、2年がかりで完成させた未来型オフィスとなっています。代表取締役社長の上田信和さんは、「今までありそうでなかった建築と土木の部署間交流も盛んになり、最近は部長同士がなにか夜な夜な語り合っていますよ」と笑います。また、就職氷河期世代(40代)が不在なことから、30代以下の社員に責任ある仕事を任せるなど、世代交代も積極的に行っているそうで、若手教育には、年齢の近い先輩がアドバイザーに就く「メンター制度」と、外部講師を迎えての定期研修の両軸で取り組んでいます。その進捗を優しい口調で語る上田社長の姿は、まさに“優しいお父さん”といった印象です。

 就職(高校新卒)2年目で、「建築部」に所属する谷川夢果さん(20)は、建設業で働く父親の背中を見て育ち、自宅の新築の過程を眺めていく中で、建築業界への関心を深め、早々に将来の夢に決めた “監督見習い”です。語り口を含め、ふんわりとした印象の強い谷川さんですが、「休みより仕事をしていたい」など、その言葉ひとつひとつに、社長が名指しで注目する、頼もしい部分が見て取れます。そんな彼女は、女子専用のトイレや更衣室を設けるなどの現場環境への配慮に、会社の懐深さを感じているそうで、「実は繊細な建設作業に、女性にしかできない目配りや気配りを役立てたい」と奮起します。

 取材の日、谷川さんが任されていた現場では、『砺波工業』史上最年少の“現場監督”、富永さんが指揮を執っていました。どちらかというと控えめで大人しい雰囲気を醸し出す富永さんですが、この監督就任劇にはなんと、富永さん自らの立候補があったのだそう。上司がその意気込みを買うべく、上田社長に相談し、旧知の顧客に会社全体でのサポートを約束する形で、このチャンスが実現しています。なので、後輩の谷川さんと2人で任された“若い”現場には、上司がちょくちょく“邪魔にならないよう”顔を出しているそうで、「いつでもすぐ相談に乗れる」環境を、さりげなく用意していたのだとか。この家族レベルの面倒見の良さも、上田社長率いる『砺波工業』の魅力です。

 既に工事も終盤を迎え、前例のない若手監督の抜擢は成功事例となりそうな様子。なので、そのサポートを担った5歳年下の谷川さんが入社時から描く「現場監督」の夢も、より具体的な道筋が見えたに違いありません。そしてその谷川さんを追いかけるように、高校時代の部活の後輩(女子)の新卒入社が決定!「道をつくれたのかな」と微笑む彼女の目の奥には、確かな自信を感じることができました。


<メッセージ>
外注先と連携し、社員の負担を適正化することで、純粋に“ものづくり”を楽しめる仕組みを作っています。それぞれが世代を超えて個性を発揮できる働き方で、社会に活力を与えましょう!
― 代表取締役社長 上田 信和

会社データ

代表者
代表取締役社長 上田 信和
事業内容
総合建設業
本社所在地
砺波市中央町1番8号
従業員数
87名
連絡先
0763-32-3105
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