シゴト地図

株式会社ピューマ

お客様一人ひとりに合った
カーライフを提案したい。

クルマ好きの父の影響でこの業界へ

 ㈱ピューマは、カー用品の最大手「オートバックス・グループ」の富山県内19拠点を運営している企業。松井直哉さんが勤務するスーパーオートバックス富山南店は、県内最大の売り場面積とアイテム数を誇る旗艦店であり、毎日多くのカードライバーやカーマニアが訪れている。松井さんはここのピットで自動車整備士として働いている。

 松井さんがこの仕事を志した背景には、クルマ好きの父親の影響があるという。
 「子供の頃、親父がちょっと珍しいアメ車が好きで、いつも触っているのを見ていました。部品のことを教わったり、修理をちょっと手伝わせてもらったり…。その頃から、自分もいろんなクルマを修理できるエンジニアになりたいと思うようになりました」と松井さん。

 高校3年の夏、学校に届いた求人票の中から当社の求人を発見。早速、小杉にある本部を訪問した。その後、高岡店に体験入社し、店内の雰囲気が明るいこと、スタッフの人当たりが良いことに好印象を持った。
 「オートバックスは県内で最大手。いろんな種類のクルマを扱っているし、整備スタッフも多いので、プロとして技術を磨いていける職場だと思いました。また休日や福利厚生がしっかりしているのもいいと思いました。親父に話すと『いいんじゃない、やってみれば』と背中を押してくれたので入社を決めました」

入社して6年。電装品取付のエキスパートとして活躍する松井直哉さん。「ここには成長させてくれる環境があります」
入社して6年。電装品取付のエキスパートとして活躍する松井直哉さん。「ここには成長させてくれる環境があります」

先輩のサポートが心強かった

 1年目は富山南店に配属され、先輩の指導を受けながらオイル交換とタイヤ交換の手法を学んだ。部品の名前を覚えたり、工具の使い方を教わりながら一人で作業ができるようになるまで、実務を繰り返していった。
 「新人の頃は与えられた仕事をこなすだけで精一杯でした。作業時間を想定して取り掛かるのですが、実際は思ったように進まず四苦八苦することも…。そんな時はすぐに先輩が『どう?大丈夫?』と声をかけてくれるので嬉しかったです。解らないことや不安なことはすぐに質問できる、そんな風通しの良い社風だからもっと頑張ろうという気持ちでいられるのだと思います」と松井さん。
 2年目は砺波店に異動。車検や部品交換なども手掛けるようになり、プロの整備士としてのスキルを蓄えていった。

 4年目になると再び富山南店に異動。この頃から、元々興味のあった電装関連の整備に携わるようになった。お客様の要望に合わせて音響装置やドライブレコーダー、ナビシステムなどを装備する仕事だ。インパネ類を丁寧に外し、機器やコードをうまく収めることが重要。車種によって配線を這わせる場所が異なるので、それなりの知識と経験が必要だ。
 「お客様にはいろんな方がいらっしゃいますので時には厳しいことを言われることもあります。でもお客様の立場になって話を聞き、丁寧に説明すれば必ず解決策は見えてきます。何とか整備が終わって最後に『ありがとう、また松井さんに頼むよ』と言われると、それまでの苦労は全部忘れますよ(笑)」

 今年は7年目。目標としてはまずは自動車整備士3級の国家資格を取得し、経験値を高めていくこと。後輩たちに解りやすい技術指導をすること。そしてその先の目標は…?
 「今の職場のピット長は6歳年上の先輩。普段は冗談を言い合ったりして楽しい人ですが、仕事になるとビシッとなってなかなか厳しい。メリハリがすごいんです。そういう仕事への向き合い方に憧れています。自分も30歳までにピット長になれるよう、頑張っていきたいと思っています」

ワークライフバランスの良い職場

 実は松井さんは、1歳と3歳の子供の父親だ。普段は保育園の送迎や家庭での入浴、休日は子供を連れて公園に出かけるなど、子育てに積極的に参加している「イクメン」なのだ。
 「妻も働いているので、お互いに協力しながら子育てをしています。子供の保育園行事のために事前に有休を申請をしたり、子供が急に熱を出して半休をもらったりすることもありますが、ほぼ希望通りに休みが取れます。同僚や先輩のサポートも手厚いので、子育て世代にはありがたい会社だと思います」
 今はひとりになれる時間がほとんどないという松井さんだが、日々成長していく子供たちを見るのが楽しい毎日…。あと数年は子供中心の暮らしが続いていくのだろう。

 最後に、就職活動中の高校生や大学生へのメッセージをお願いしてみた。
 「メッセージというほどのことは言えませんが、企業研究をして気になった会社があったら、実際に足を運んでみてほしいと思います。どんな人が働いているのか、働きやすそうかなど、自分の眼で見て、職場の雰囲気も肌で感じ取ってみてください。そこで働く自分をリアルにイメージすることができたら、きっと縁のある会社なのだと思いますよ。もし当社を見学して、興味をもっていただけたら、ぜひ面接を受けてみてくださいね。一緒に働きましょう!」