シゴト地図

株式会社モービルハウス

人と人とのつながりが、
実感できる職場です。

明るい雰囲気に惹かれて入社

 コーポレートカラーの赤のツナギがしっくりと馴染んでいる大坪泰士さん。昨年から富山掛尾店の副店長を務めるなどベテランの風格も漂っているが、実は異業種からの転職組だ。
 「4年前までは飲食業界で働いていました。料理が好きで飛び込んだ業界でしたが、休みが少なく収入が不安定なのが不満でした。料理の次にクルマが好きだったので、思い切ってクルマ業界に転職しようと決めました」と大坪さん。

 ハローワークで見つけた㈱モービルハウスは、休日と福利厚生がしっかりしていることに魅力を感じたという。早速、面接に行くと、まずは職場の明るい雰囲気に好印象。続いて若くエネルギッシュな松山健一社長に惹きつけられた。社長からは仕事内容を細かく説明してもらった後、「じゃあ、いつから来れる?」と言われた。大坪さんは目の前に新しい世界が広がっていくのを感じ、ここで頑張ってみようと決心。転職した。

 大好きなクルマ業界ではあったものの、技術的には素人。専門学校で学んできた若手社員もいる中で、大坪さんはゼロからのスタートだった。入社後は整備チームに配属され、まずは先輩社員の指導を受けながら洗車を担当。数カ月経った頃からオイル交換とタイヤ交換の技術を習得していった。
 「現場で手を動かしながら、一つひとつ、体で覚えていったという感じですね。最初は多少の不安がありましたが、先輩たちがすごく丁寧に教えてくれたので、不安よりやる気の方が勝っていきました」

入社3年目に副店長になり、整備・フロント・販売などを兼務。職場のムードメーカーとして奮闘中の大坪泰士さん。
入社3年目に副店長になり、整備・フロント・販売などを兼務。職場のムードメーカーとして奮闘中の大坪泰士さん。

販売業務で長年の接客経験を発揮

 入社して1年が経った頃には、車検整備や板金、塗装なども手掛けるようになり、大坪さんは整備士としてのスキルを確立していった。そして2年目には自動車整備士3級の国家資格を取得。その後は、自動車保険の勉強もスタートさせた。

 「任意保険の勉強は正直、難しかったです。解らないことだらけですが、お客様に聞かれたことには答えないといけないので、まずは基礎的な知識を頭に叩き込むというスタンスで勉強しました。社内には詳しい先輩がいるので、解らないことが出てきたら即、先輩を追っかけて質問攻めにしていました(笑)」
 そんな努力の甲斐があり、2021年には保険募集人資格と自動車損害保険資格を取得することができた。

 同年秋には副店長に昇格。フロント業務や工場内のスケジュール管理、接客販売なども兼務するようになった。中でも周囲が驚くほどの実力を発揮しているのが接客販売だ。大坪さんはこの1カ月だけでも3台の新車を販売。そこには長年、飲食業界で培った接客スキルが活かされているからだ。相手の思いを汲み取り、相手に合った言葉遣いやテンポで少しずつ距離を縮めていくコミュニケーション能力は、老若男女、多種多様なお客様に接してきた経験の賜物といえるだろう。
 「つい先日ですが、若いサラリーマンのお客様が新車を購入してくださいました。注文書を記入しながら『信頼できる人だと思ったから、今日、ここで決めていくね』と言ってくださり、ジ〜ンと来るくらい嬉しかったですね」と大坪さん。その数日後の納車の際は、お客様が満面の笑顔で新車に乗り込む姿を見て、大きな達成感を味わったという。

チャレンジできる風土がある

 入社から約3年で整備、保険、フロント、販売と様々な業務に挑戦してきた大坪さん。「この会社には、何でもチャレンジさせてもらえる社風があると思います」と振り返る。
 「近年は若いスタッフが続々と入社しており、みんなで会社を盛り上げていこうという上昇志向も生まれています。そんな社風を、率先して創り出しているのが若干40代の松山社長なんです。みんな社長のリーダーシップに引っ張られて、自然とターボエンジンがかかっている…(笑)」と大坪さん。

 社内では今、業務のIT化を推進しており、タブレットやモニターを駆使したAOS(オートモービル・ワンストップサービス)に取り組んでいる。顧客の購入履歴や走行距離、家族構成、ライフスタイル、保険加入状況などをデータ管理し、ワンストップでサービス提供できるシステム構築を進めている。
 「今年の目標としては、まずはAOSを社内に浸透させること。社員全員で情報共有し、よりスピーディで的確なサービスを提供していきたいと思っています」と大坪さん。

 では最後に…。この仕事の楽しさと、職場に迎えたい人材について聞いてみた。
 「整備や修理などのメカニックな部分にもやりがいはありますが、私の場合はやはり、お客様とのつながりに大きなやりがいを感じます。プライベートでは滅多に会えないような方に会えたり、今まで知らなかったことを教わったり、お客様が別のお客様を紹介してくださったり…。そんな人との出会い、つながりが楽しい仕事ですね。もし、自分が後輩を迎えるなら、元気な人、前向きな人がいいですね。そんな後輩を迎えることができれば、私はその後輩を全力で支え、頼られる存在になりたいと思っています」