健康経営

北陸コンサルタント

公共工事の工期平準化を促し
残業の少ない職場づくり

北陸コンサルタントでは業務の平準化を図ることで
繁忙期を減らし、残業の少ない職場環境を実現。
社員の暮らしを第一に考えた健康経営に取り組んでいる。

1分単位の時間休を導入
柔軟な働き方を推進

 同社では道路や河川、橋梁などの公共事業を主体とした建設コンサルティングを行っている。榮知之社長は「新しい価値やアイディアを提案する仕事なので、人材が命。社員が少しでも働きやすく、健康を維持できる事業体制を整えている」と話す。
 同社は18 年ほど前、幹部社員10 数名の総意でオーナー企業から分離独立した経緯がある。このため設立当時から社員の生活を第一に考える社風が定着しているのだ。「私も元は社員。いつも社員に雇われている社長というスタンスで、社員主体の経営に取り組んでいる」と榮社長は話す。

職場環境の向上について話し合う「安全衛生委員会」。

時間外勤務を減らし、
ワークライフバランス向上

 同社では、社員の健康や安全に対する意識を高めることを目的に2015年、「安全衛生委員会」を発足。各部署の代表者8名で定期的なミーティングを行い、時間外勤務や休日勤務の削減に取り組んできた。
 「国交省や県、市町村の公共事業が主体なので、どうしても年度末に納品が重なり、2 月、3 月の時間外勤務が増えていた。対策として、県の測量設計業協会を通して工期の平準化を要望し、受注が集中しないようにお願いしている。あとは、発注者に” 金曜の夕方にはものを頼まないで“とお願いしたり…(笑)」。

「社労士の助言も参考にしている」と榮社長。

社員の健康意識が向上
喫煙率は年々低下

 社内制度としては毎週水曜にノー残業を推奨。月末金曜にノー残業デーを実施している。健康診断を徹底し、受診率は100%を維持。要再検査の社員には受診を促し、食事や生活習慣の改善サポートも行っている。喫煙者は年々減少しており、今は全体の1 割を切っている。
 また、育児休暇や介護休暇の取得率も高く、子育て世代の社員をチーム全体でフォローする社風が根づいている。しっかり働き、しっかり休むための様々な取り組みは、社員の健康維持とモチベーションアップにつながっているようだ。

北陸コンサルタント
富山市黒瀬192番地 TEL.076-493-7717
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