ワークライフバランス

金森産業株式会社

居心地の良い職場づくりが
新たなチャレンジを生み出す

「人と技術をつなぐパートナー」をスローガンに掲げ、
日本のものづくり産業を支える高岡の商社・金森産業は、
より働きやすい職場づくりに向けて新たな取り組みを始めた。

1 分単位の時間休を導入
柔軟な働き方を推進

 創業150年を越える高岡の老舗企業・金森産業は、薬品や合成樹脂、塗料、鋳物材料などの工業材料の商社。同社は歴史と伝統を重んじつつ、社員の意見や要望を生かした自由で働きやすい職場づくりに取り組んでいる。
 2017年から1分単位の有休を導入。短時間の有休を気軽に取れるようになった。総務部の大原暢子さんは「勤怠管理をするうえで” 1分単位で有休が取れたら便利“という社員の意見があり、導入しました」と語る。社内からは「1時間半ほど抜けて、子どもの授業参観や三者面談に行けるのでありがたい」「朝に30分程度の有休を取れば、病院や銀行に立ち寄ることができ、助かっている」と喜びの声が上がる。

「ここ、空いていますか?」自席を設けないフリーアドレス制を導入。

資格取得をサポート
モチベーションが向上

 また同社は、業務の質や効率を上げるため、社員の資格取得を支援している。海外とやり取りする営業職の社員に英語力を養ってもらえるよう、TOEIC の点数に応じて報奨金を支給する制度を設けた。事務職の社員にはITパスポートや簿記、工業材料を扱う部門には危険物取扱者資格などの取得を呼びかけ、テキスト代等を支給している。大原さんは「取得までのスケジュールを逆算して、自発的に勉強する雰囲気があります」と語る。資格取得の支援は、仕事に対するモチベーションアップにもつながっているようだ。

社屋は高岡市昭和町に立地。鋳物など地域の産業を支えてきた。

自席を設けない
フリーアドレス制を導入

 今年の2月から、座席を固定しないフリーアドレス制を営業部に導入した。荷物や書類を個人ロッカーに収納した後、座席を選んでノートパソコンを開き、仕事に取りかかる。社員同士のコミュニケーションがより活発になり、同じチームが近くの席に座ることで業務の効率が上がったなど、さまざまなメリットが生まれているという。
 同社は3月下旬まで2023新卒向けの説明会をオンラインとリアル両方で開催しており、参加申込をHPで受け付けている。「説明会で働きやすい社風を感じてほしい」と大原さん。開催日程等の詳細はサイトから確認できる。

金森産業
高岡市昭和町1丁目4-1
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